幕末の黒船の到来で始まるエネルギー改革が、日本の森林を救ったーー江戸時代後期には、百万都市の住民の需要のため、江戸周辺始め主要な森林が危機状態にあった
江戸時代まで
日々の炊飯から家々の普請まで
すべて木材が使われてきた。
木々が次々と伐採されていった。
そのため
安土桃山時代までに
関西の森林は荒廃していた。
徳川家康は
関西以東の豊富な森林に
100万都市となった江戸では
例えば、1人が20本の立木を消費するとすると
毎年2000万本の立木が必要になる。
大火になると
それだけで何年分かの立木が消費される
1800年代に入ると、
森林の荒廃がひどくなる。
森林の荒廃で
エネルギーの枯渇問題に直面したとき
黒船がやってくる
「石炭」という新しいエネルギー材の存在を教えてくれた。