5-a.人脈データが必要なのは誰でしょうか? 前のページへ戻る 次のページへ進む

 100人がいれば100通りの人脈があるように、同じ人脈を持っている人はいません。幼稚園児にもそれなりの人脈があります。
 自分の人脈は妻が全部分かっている。秘書が全て記録している。
・・・と思っているのは、ちょっと違います。

 例えば、街でばったり会った親友と立ち話をして
 「○○社の専務と一緒にバスフィッシングに行ったけど、全くダメだったよ、ワハハ」
と雑談をした場合、奥さんや秘書の方に、いちいち話したりはしないでしょう。
 ○○社が自社に関係なければ、2,3日もすると忘れてしまう他愛のない話です。

 しかし、その友人と○○社の専務が親しいという人脈情報は、後々非常に重要なコネクションへと成長していくかもしれません。
 「○○社」・「専務」・「親友の知人」・「釣好き」 と関係のキーワードはたくさんあります。
 もしかすると、自社の営業ターゲット社の社長と、○○社の専務は友人かも知れません。

 このように、人脈は記憶の中にちょっとしたキーワードとともに仕舞い込まれているのです。
 (忘れてしまうほうが、はるかに多いのですけれど・・・)

      

 自分の人脈は、自分が一番よく把握しているから、人脈管理なんて必要じゃないと思ってはいませんか。
 万が一、体調を崩して入院してしまった場合、自分しかわからない大事な情報を握っているほど、安静にはしていられません。

 あなたの部下が、社運を賭けた宴席に、犬猿の仲同士の取引先を招いてしまうかもしれません。
 ますます、ストレスが貯まってしまいます。

 あなたの後継者に、業界のすべての人脈情報を継承できるでしょうか。
 口頭や文書で伝える情報は、蓄積した人脈情報のほんの数%でしかありません。

 あなたの人脈情報を本当に必要としているのは、あなたの周りの人たちなのです

 
TSL
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