さてさて、人脈をうまく管理できても、図(系図)に表すことが出来なければ、うまく利用は出来ません。そして、登録されている誰から始まっても、関係のある人がもれなく表示されなければ意味がないわけです。 一般的な家系図ではかなり無理があるようです。 なぜなら、系図には直系家族しか書かないからです。一人の人が必ずひとつのルートにしか出現しない家系図では、(1)の人と(2)の人が知人だった時、関係を的確に表現することは出来なくなります。
そして、身近な人たち同士がそれぞれに複雑な関係があり、そこに個別の人脈が広がっていた場合、立体的な模型を作る以外には表せないのではないでしょうか? コンピュータグラフィックス?そういう手もありますね。 人が増えてくるとごちゃごちゃして見難くなります。
2,3人づつのつながりでこの状態なんですから... [5−l.家系図」では、具体的に築城家の例をちょっと挙げて、 さらに詳しく説明します。
それでは、やっぱり無理なのでしょうか? 記録するには全ての情報を登録できなければなりませんが、情報を取り出すには全ての顧客情報が必要になるわけではありません。 情報が欲しい人の周りの関係者が取り出せればいいわけです。 つまり、ネット状になっている人脈網の一部を摘み上げると、周りの網目もいもづる式に繋がって参照できれば、人脈の把握は出来ることになります。
系図型人脈管理システム「いもづる君」は、この方法で人脈を系図に表しています。 この思考経路は、特許を所得しています。