では、本題に入ります。
通常の系図では、書き込まれていくのは直系筋だけで、他家へ嫁いだ女子はそこから枝葉が延びるわけではなく、そこで記入は終わってしまいます。嫁ぎ先の系図へ
と異動し、子供たちはそちらに書き加えられていきます。 娘の子供であり、おじいさんやおばあさんにとっては血のつながった孫でも外戚にあたりますので、同じ系図に書き込まれる事はありません。 同様に、嫁ぎ先の系図を見れば、他家から嫁いできたおばあさんやお母さんの実家の家族や親戚は
、一切この系図には現れません。
実際の話、平面的な記入では、分家や外戚に至るまで全てを記入すること自体、無理難題といえるでしょう。
立体的に考えて、子供の配偶者を直角方向につないでいくと、それぞれの外戚まで書いていけ
ます。(やってみれば、こりゃ大変!)
さらに、家族それぞれに友人や同僚仲間が加わったりしたらどうでしょう。
非常に複雑な構造になります。でも人間の脳はこれをなんなく処理しています。人間の脳は必要な所だけにスポットを当てて
、
関連するものだけを集め、必要な情報を取り出します。集めては開放し、集めては開放するということを繰り返しています。「いもづる君」はこの原理を応用したものです。
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