5-g.すわ一大事、営業マンの退社 前のページへ戻る 次のページへ進む

 企業の収益を左右する大きな要因のひとつに、優秀な営業マンとそれを支える職場環境が上げられます。

 よく、「○○社のトップセールスマンの☆☆さんにインタビュー」といった記事が、経済雑誌で紹介されることがありますが、もうこれはカリスマ的な要素を複合的に持ち合わせた人なのでしょう。掲載された写真からは、オーラさえ感じることがあります。
 人並み以上の努力家で、周囲の情報に敏感。人をとりこにする話術もあれば、にじみ出る教養が更に人を呼び寄せているんでしょうな。(人徳ですか?)

 彼を支える企業側も、彼の能力を最大に高めるための努力を惜しんだりはしないでしょう。

      

 とはいえ、そんなに優秀な人を周りがほっておくわけがありません。ヘッドハンティングされて気がつけばライバル企業の営業部長なんて事も...
 彼を慕う同僚も一緒に退社するかもしれませんし、彼が開拓した顧客も彼と一緒に新しい会社へ移っていくのは仕方ないことなんでしょうか。

 業務上知り得た人脈情報は、基本的には会社の財産であるはずなんですが、記憶に頼ったままの管理しか出来ていないのならば、営業マンの退社とともに蒸発する運命なんですね。

さて、どうしましょう。

 
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