5-h.利益と損失、倒産や業績悪化の影響範囲の情報 前のページへ戻る 次のページへ進む

 あなたの会社の得意先がどこなのか社内の者なら誰でもわかりますが、その得意先がどこを得意先にしているかご存知ですか?さらにその得意先がどこを、さらに...と影響の連鎖を知っていれば、何かのさいのリスクヘッジになりますし 、早めの対応が可能となります。
 また、その連鎖のなかから依頼すれば、新たなお客様を紹介してくれる こともありますし、価値ある情報をもらえることもあります。
 

 とても残念な話で、「政府は何をやってるんだ!」と叫ぶたいような思いですが、長引く不景気で、多くの中小企業や驚くほど大きな会社でも 幾多の危機に見舞われて、どうにか回避しているといったところです。

 新聞を開いて、オオッと声を上げてしまったことも一度や二度ではないでしょう。
 そのニュースを、「へーぇ、大変なんだ」と眺めているだけで、大丈夫でしょうか?

自社の取引先は、その影響下にはありませんか?

 ドミノ倒しのように影響の余波がやってくる恐れはないと言えますか。
 売掛金が残っていたり、長期の手形を持っていたりと、余波は少し遅れてくる場合があります。

 自社への影響範囲を把握している優秀な人材が、転勤で異動してしまったり、休職・退職などの場合には緊急措置が取れるでしょうか。
 会社の運命を左右する情報は正確に引き継がれ、迅速に参照できなければ意味がなくなります。

 また、自社所有の動産・不動産価値にも影響があるかもしれませんし、大手取引先からの発注見送り通達があるかもしれません。

 日ごろから情報を収集し、いち早く対策をとることが出来たなら、微弱な影響で食い止められることでしょう。
 人脈を管理しよう、より正確な情報を集めようとする気持ちが、情報に対するアンテナの感度を鋭くし、情報収集能力が磨かれていくことになります。

 同じテレビ番組を見ていても、自分に有益な情報をしっかり受け止める人と、ぼんやり見過ごしてしまう人がいます。
 わずかな時流の信号を感じ取った人たちが、勝ち残っていく時代になってきているようですね。

 「いもづる君」に法人同士の関係や取引状況などを登録していくと、自社への影響範囲が見えてくるようになります。互いの発注率や受注率なども重要なデータですのでこまめにチェックし、最新情報を記録する事が肝要です。

 
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