物忘れについて

ここ4,5日前から、テーブルの上にあるものが気になる。ラベルを剥がしてちょっとすすいで捨てるように子供に言おうと思うが、そのつど「ポリバケツ」という言葉が浮かび出る。この言葉が間違いであることはわかる。「ポリバケツ」はどんな物か思い浮かぶ。だが、テーブル上の物に対して、何度も名前を思い出そうとしても「ポリバケツ」というこの言葉しか出てこない。そのため黙ってしまう。
で、よくやるように、「ポリバケツ」に何かわけがあるのではないかと考え、その近くの音を探る。ぱ...何も出てこない。違う。ぴ...これも違う。ぷ...これも違う。ぺ...ペ ット ボトル。これだ!ペットボトル、これが正しい言葉であることが確信をもってわかる。
今はまだ「ポリバケツ」が出てくるが、ポのひとつ前のぺだから、ペットボトルといったように、芋づる式に出てくる。そして、ぺが出たりポがでたり、出方が逆になったりする。

もの忘れというのは、イメージだけ浮かんで名前が何もでてこない、これは知り合いの名前が浮かばない場合が多いが、一方では上記のように、本人も間違いだとわかっている言葉が蓋のようになって別な言葉が出てこれないようになっている場合もある。この場合も黙っている。外から見ると、両者とも同じように、物忘れしているように見える。

私もこの違いはよくわからない。とりあえずこのちょっとした不思議な体験をメモしておく。

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