名人戦第2局
今回の名人戦第2局は、すごかったですね。
序盤から、激しく打ち合って、両者とも血みどろなりながらも
倒れずに踏ん張っているようでした。
第一日目の終盤の、羽生名人の「7一角」は、相手の玉を追い詰めるための渾身の捨て身の一手でしたが、
森内九段の封じ手の「7二飛」によって、足元の火消しに追われ続け、森内9段に「5三金」と弁慶のような協力な防護壁を打たれ、
終に相手の玉を堅牢な穴熊に逃してしまう。
攻撃に専念したために、自分の玉の守りが薄くなり、森内九段の後顧の憂いのない息つく間のない激しい攻撃を
防ぎきらない、と観念して投了。
68手。まれにみる少ない手数で投了。