認知ネットワークの構造と動き(『知恵』(Practical Wisdom))

試行錯誤の経験がわたしたちを賢明な判断者に変える。

認知ネットワークの働きは、PDP(並列分布処理)と呼ばれている。

ネットワークを構成する要素は何の色もルールも持っていない。

経験が各要素間の連結の強さや構造を変える。

ネットワーク全体がその内容の価値や役割がまったく分からず無知にもかかわらず、

フィードバックによる連結の強さの修正が絶えず行われることで、

あたかも賢者のシステムのように感じられてくる。

例えば、4月7日付けの日経電子版で

「社会インフラや大規模プラントの故障予知にビッグデータを活用するケースは広がりつつある。大量のデータを集めて施設の状態を分析。異常値が出たら管理者に知らせる。」

これもその一例。

4月7日のNHKの「サイエンスZERO」で宇宙ロケットのついての放送で、

JAXAの人が言ったこと

「ロケットは組み立て後、間違いなく組み立てられているかそれぞれの専門家が120%の自信を持つまで、ああでもないこうでもないとチェックします。(100人の専門家が約50日かけてチェック)

それを人工知能がやってもらもられば、

部品の段階でいろいろデータを入力していき、それぞれの関係も入力していきます。
組み立て後、データを収集していく中で、どこまでが許容されるブレなどかなど、
(弁の開閉による調整では、開き始めと開ききったとき、燃料の流れが少しブレる点など)、
その関係のデータをそのつどそのつどフィードバックしていく中で、人工知能を賢くしていく。

そうしていけば、それほど遠くない将来、週に一度の割合で、ロケットを打ち上げていくことができるようになるかもしれない。

小さいロケットは、安い費用で小さい人工衛星を打ち上げられる。そしてピンポイントにデータを収集することができる。

これまで大きなロケットの隙間に小さな人工衛星を便乗させてもらったが、都合のよい場所に放出してもらうことができない。

小さなロケットなら、好きなときに好きな軌道へ打ち上げることができる。

この人工知能のチェックシステムができれば、打ち上げ準備が大幅に短縮され、その分低コストで衛星打ち上げを請け負うことができる。」

このとき、その人が強調したのも、データ同士の『関係』がシステムの賢さを決定する、ということでした。

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