何が違いを生むのかーー日本とアフリカでのホシイモの作り方の違いから

先週、「ガイアの夜明け」で、日本のホシイモを作っている会社が、
販路開拓のため、アフリカのタンザニアに市場調査に行く、
という内容の放送があった。

タンザニアにはいろいろイモがあったが、
なかなかホシイモに合うイモを見つけることができない。

1週間後、郊外の村でホシイモに合うイモを見つける。
そこには、ホシイモを作っている人がいた。

そこで、日本とタンザニアのホシイモの作り方の違いを表にすると、

  日本   タンザニア   違いの考察
皮をつけたまま、切らない 皮をむき、なべに入る大きさに切る
1個をまるのまま鍋に立てかけて蒸す なべに水を満たして煮る 甘みがお湯の中に逃げていく
厚手のゴム手袋を着け、熱いうちに皮をむく 手袋をするという慣習がない
輪切りにする 輪切りにする
風通しのよい所で、陰干しをする 小屋の中に棚に並べて干す 電気のない又は電気が貴重な中で、ホシイモを盗人や動物から守るには鍵のかかる小屋にいれるしかない
しっとりした甘みのあるものができる 風が通らないのと日差しの強さで、ぱさぱさの味気のないものができる

社会学的、文化人類学的に比較すると、

  要素   日本   タンザニア
素手に何かを着ける 手袋や粉をつける 素手のまま
素手を熱さから守る どこにでもある古新聞やゴム手袋 紙は貴重品
調理道具 蒸し鍋がある 鍋は煮ることに使う
電気 安定供給 貴重品
治安 良い 盗人や動物から守る必要がある
焼きイモが普及 皮のまままるごと焼くと甘みが逃げない

上記のような違いが、
同じ材料を使い、同じような手間をかけながら、
しっとりした甘いものになるか、
ぱさぱさした味気ないものになるかの違いを分けている。

この場合、
日本でもタンザニアでも、
作り方を工夫し、環境を整えれば
しっとりして甘くておいしいホシイモを作ることができる。

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