ベクトル(vector)は、「大きさ」と「方向」という2種類の情報を持っている
数、数値は「大きさ」という1種類の情報を持っている。
ベクトルは、「大きさ」と「方向」という2種類の情報を持っている。
ベクトル(vector)は、ラテン語の「運ぶ」を意味するベヘレ(vehere)から来ている。
ベヘレを語源とする単語は、他に「乗り物(ヴィークル)」や「コンベア・ベルト」などがある。
下の図は、ルンバを踊る時の足の運び方を示している。
図の矢印がベクトルとなる。
ベクトルは、方向(足の運ぶ向き)と大きさ(どれくらい足を運ぶのか)の2種類の情報を持っている。
大きさをもつことで、数と同じように足し算や引き算が可能となるが、
方向も持つため、そのやり方が異なる。
--- スティーブン・ストロガッツ著『Ⅹはたの(も)しい』 --