進化の大ジャンプー4 社会性の習得(3つの脳力:「つながる」「心を読む」「調和する」の育成)

「失恋した」「無視された」「公平でない」などという社会的な痛みを、
身体的な痛みとはまったく別の種類のものと見なしがちだが、
実の所、社会的な痛みは私たちが思う以上に身体的な痛みに近い、リアルな痛みなのである。

それは、進化の過程で私たちの脳が獲得した3つの力に起因する。
3つの力とは
  「つながる」「心を読む」「調和する」

私たちの哺乳類の先祖は、”社会的な動物”になることで、厳しい生存競争を勝ち抜いてきた。

休んでいるときに脳内の活性化する領域 ー デフォルトネットワーク

生後2日目あたりから、休んでいるときに脳内のある領域が活性化する。
その領域を「デフォルト(初期)ネットワーク」という。

人間が大きな脳を持つようになったのは、抽象的思考のためだというのが、これまでの通説だったが、
ところが、最近では、人間が大きな脳を持つことになった理由を、
社会的認知能力ー他者と交流し、うまく付き合っていく能力ーを高めるためと考えている専門家が多い。
長い間、頭のいい人間とは、優れた分析能力の持ち主を指すと思われてきたが、
進化的な観点からいえば、
本当に頭のいい人間とは、
相手の心の状態を読み取り、他者と協調できる社会的能力に優れた人を指すのかもしれない。

                  出典『21世紀の脳科学 人生を豊かにする3つの「脳力」』

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