言語にはシンタクスとセマンティクスがある

数学は言語の一種である。言語にはシンタクスとセマンティクスがある。すなわち統語論と意味論である。これは数学においても同様である。統語論とは、文法であり、意味論は単語が何を指しているかを決める。数式を見たときにそれを表す数学的な構造、例えば幾何的対象や関数の集合が明確に思い浮かぶならよいが、そうでない場合は単語の意味を知らないままひたすら文法書を学んでいるようなものである。これでは数学に興味がない人々が増えても仕方がない。

      --『しくみがわかるベイズ統計と機械学習』まえがき 手塚 太郎 著

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

次の記事

知の探究