気になった記事:中国での介護対策
中国で老人介護が問題になったとき、日本は自国でのこれまでのノウハウを持って中国で事業を展開しようと待ち構えているが、
いよいよその時期が近付いてきた現在、中国はAIを使って、効率的な管理システムを構築しようとしている。
日本の場合は、紙でやってきたのをサポーター一人一台のタブレットでデータの共有を図っているが、中国では、介護対象者が発生するデータ、例えば電動ベットの使い方、血圧、体温、心拍数、尿成分などさまざまなデータが自動的にクラウドに送られ、AIが状態や対応を分析し、意見を出力するという方向へいくものと思われる。
そうなると、現在日本の持っているノウハウは、それほど価値にないものとなってしまう。
日本の場合、どう介護するかケアプランが重視されます。
中国の場合は、介護対象者が出すさまざまなデータが重視され、それによって対応を決めていくようになっていくと思われます。
介護対象者の状態により、血圧や体温などのバイタルチェックを1時間ごとにとか10分ごとに取得するように、AIがこれまでのデータから見て設定する。
そうすれば、現在日本でやっている、訪問時に体温計などを使って測り記録するなど5分10分の作業が必要なくなる。
また、ケアマネージャも自分の経験や報告だけでなく、クラウド上の介護対象者が出す様々なデータを使ってのAIが出すケアプランを正式なケアプランのたたき台として使えば、随分助かるものと思えます。
また、介護の現場では、介護者の移乗などの行為のビデオを撮って、それをAIにかけ、問題点や改良方法を教えてもらうのも
介護技術向上に役立つのではないかと思う。
例えば、一例として寝たきりの人のトイレの場合を考えてみますと、
一日に数回決められて時間にきて、おむつを交換してくれます。
その一方、膀胱の状態を検知するし小さな装置を体につけて、ある程度溜まった状態になると無線で通知します。
このどちらが効率的で、介護対象者や介護者にとって良いのか
日本の場合、形が決まると、それを踏襲していく傾向がある。
これは、伝統を守ることには、利点となるが
技術革新では遅々として進まないこととなる。