プランBとは、(『プランB』破壊的イノベーションの戦力)

一ヶ月ほど前だったか、海外のビデオを紹介するテレビ番組があった。
その中で、4、5歳位の男の子が、将棋倒しの要領で複雑な仕掛けを作っていた。
それがうまくいったときの男の子の言葉、
「ワオー!4回目でうまくいった。10回は失敗すると思っていたのに」

『プランB』(破壊的イノベーションの戦力)より
最近の起業に関する話すべてに共通するビジネスプラン文化を検討しよう。
ほとんどのビジネスプランは痛々しいほど詳細に、なぜプランA-ビジネスプランではそういう呼び方はされていないが-が成功するかを説明している。何ページにもわたり、収支をじつに細かく説明しているので、かなりもっともらしい。だが、新興企業投資家の大部分が言うように、「プランAで儲けた金額より、プランBでの儲けのほうが遥かに大きいんだ」

意欲あふれる起業家には必ずプランAがある。実際、起業家というひとたちは、プランAがうまくいくと思っている。彼らは自分が<フォーチュン>誌の表紙を飾ったときの様子や、「どうやってこのような最高の世界的ビジネスを創り上げたのですか?」と訊ねられたときのコメントまで想像しているのだろう。不幸なことに、たいてい予想ははずれる。
だが、真の男とガキの違いは、そのプランAが失敗したときの行動にある。この本で取り上げる起業家やビジョナリーは、そこで傷をなめて立ち直り、新たに身につけた洞察力を武器に、もっと大きなビジネスへと転じる。
袋入りの新鮮な挽きたてコーヒーを売っていた小さな小売店が、すぐにあのスターバックスになったわけではない。効果的な無料検索ツールが、そのまま「ググる」という動詞を生み、グーグルに投資した投資家に何十億も儲けさせたわけではない。

これらの現在におけるグローバル・ブランドの成功の秘訣はそうしたプランAにあるのではなく、プランBにあるのだ。

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